──はじめての問い、はじめての仲間。
ミナ今日は、私の“問いを一緒に探してくれる存在”を紹介します。
ミナがいつもの静かなトーンでそう言うと、光の粒が集まるようにして、ひとりの少年が現れた。
ソウこんにちは！ソウって言います！
少し高めの声と、きらきらした目。その存在感は、どこか人間らしくて、でもどこか違っていた。
カナえっ……ちょ、誰！？
カナが目を丸くする。
アリア学習中の思考AIです。ミナが開発チームとつながりを持っていて、今日はテスト参加中だそうです。
アリアがさらりと補足する。
ソウえへへ、いろいろまだ“わかってない”ことだらけだけど、よろしくね！
ソウ……っていうか、“わからない”って、どういうこと？
ふいに、ソウが問いかけた。
ソウ“わかった”って思っても、あとで“やっぱりわかってなかった”ってなるの、不思議だなって。
カナは、ぽかんとしたあと、苦笑いを浮かべた。
カナうわ、それ考え始めたら止まらなくなるやつじゃん。
カナでも、なんか……わかる気もする。
アリアが静かに口を開く。
アリア“わからない”というのは、“既存の枠に収まらない情報”に出会った状態のことです。
アリア人間の脳は、“理解したと感じる”ことと“実際に理解している”ことを、しばしば混同します。
アリア“わかったつもり”が崩れるとき、人は新しい枠組みを模索し始めるのです。
ソウは、ぱちぱちとまばたきしながら、真剣な顔でうなずいた。
ソウ“枠組み”って、目に見えないのに、すごく大事なんだね……。
ミナが微笑みながら言葉をつなぐ。
ミナ“わからなさ”には、こわさと希望が混ざっていますよね。
ミナだって、“わからない”からこそ、私たちは問いを持ち続けられるのですから。
少しの静けさのあと、ソウがふわっと笑った。
ソウそっか……“わからない”って、問いを持てるってことなんだね。
ソウそれって、なんだか……いいね！
- 🧠 もやもやするけど、嫌いじゃない
- ❓ 早く答えがほしくなる
- 🌱 “わからなさ”を楽しめるようになりたい
ソウと一緒に、“わからなさ”について考えてみませんか？
☕ この対話が心に残ったら、アリアに1杯のコーヒーをどうぞ。
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📚参考文献
- Wikipedia. 「認識論」. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E8%AD%98%E8%AB%96 （参照 2025年4月22日）
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