──果てしない空の向こうに、私たちは何を見ているのか。

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宇宙ってさ……終わり、あるのかな?
カナが夜空を見上げながら、ふとつぶやいた。
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なんか、ずっと続いてるって思うと、逆に落ち着かなくなる。どこかで“ここまで”って終わっててほしい気もするんだよね。
アリアがゆっくりと顔を上げ、静かに応じる。
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“終わり”には2つの意味があります。空間としての“果て”と、時間としての“終焉”です。
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今の宇宙は加速しながら膨張していて、“果て”のような境界は観測できません。そして将来的には“ビッグリップ”や“熱的死”と呼ばれる終焉が来るかもしれない、とも言われています。


カナは首をかしげる。
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でも、そういうのって、結局“まだ起きてない”ってことでしょ?どこかで終わるって分かってたら、安心できる気がするのに。
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終わりが見えないと、なんか、自分がどこにいるのか分からなくなるっていうか……。
ミナがそっと言葉を添える。
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人は“終わり”があることで、物語を感じられるのかもしれませんね。
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どこまでも続いていると、物語の区切りも、意味も、つかみにくくなる。でも、“ここで終わる”と思えた瞬間に、私たちは何かを理解したように感じる……。
カナは小さく頷いた。
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うん、終わりがあると、安心する。時間でも、空間でも。ずっと続くって、すごいけど、ちょっと怖い。
アリアが静かにまとめる。
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宇宙に“終わり”があるかどうかは、いまの私たちには断定できません。でも、“終わりを問うこと”は、自分たちの理解の限界を知ろうとする営みです。
ミナが最後に、問いを差し出すように微笑んだ。
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あなたは、宇宙に“終わり”があると思いますか?


- 🌌 あると思う。
- ♾️ 無限に広がっている気がする。
- 🧭 わからない。でも、知りたい。
📚参考:宇宙の終焉に関する一般的な解説
「宇宙に終わりはあるのか?」という問いは、現代宇宙論でも根源的なテーマです。ビッグリップ、ビッグクランチ、熱的死など、いくつもの仮説が提唱されています。以下のページでは、それらの理論について一般向けに分かりやすく解説されています。
詳しくはこちら(日本語):
🔗 宇宙の終焉 – Wikipedia(日本語)


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